2011年11月1日火曜日

2011.10

今月はおじいが死んだ。
おじいはかわいくてだいすきだった、いつもじゃれついては無視された。

親族の納棺は今年にどめだが、どうしても信じられない。
つめたい頬を撫でてみても、お化粧しててかてかとしたかおをみてると
ほんとうに生きているふうにしか見えないし
遺影にうつるおじいがほんもののような気がしてしまう。
わたしが撮った遺影だからよけいか。
あーさみしい。やだなあ。もっかい会いたい。

しかし今年はほんとう実家系イベント多すぎる、
ほんといっそ住みたいと思ったりする。
水があうから。




美術館

草間彌生展
高橋コレクションの展示。
ペインティングがたくさんあり、独特の色彩を堪能。
草間彌生の作品には禍々しさを強く感じるわたしですが、
それは突起物や斑点に対するなんとなくある恐怖からでしょうか。
しかし圧倒的なパワー。ガツンと殴られたようなインパクト。くうちゃん「宇宙!」。


半田真規「六本木モスク」
中央に置かれた多面体。ギャラリーの外にまでオーラがはみでてる。
ホワイトキューブのギャラリー内でもすごくよかったのだけど、
自然のなかにぽーんとあったらもっと神聖さが増しそう。
空間をきゅっと引き締める強さがある。




森山 大道 DAIDO MORIYAMA / 写真集『ACCIDENT』インスタレーション展
蛇腹になった写真集のインスタレーション。
すっごくかっこよかった。キリッとしてる。
プリントや製本、またこの展示の空間・醸される雰囲気もよかった。


Fiona Tan / "'Rise and Fall' and New Works"
フィオナ・タンによる無声映像のインスタレーション。
時間軸の狂いに気づいたころちょうど一周しており、
ふほうっと心地良いためいきをついた。よかった。
おんなのこの背中がすごくきれいだった、あれは過去なのか記憶のなかなのか。


磯崎新 過程
魅力的なギャラリーにはいるとまず目につく紅いぐにゃっとした物体。
なにここは磯崎さんの頭の中なのか・・とくらくらした。
写真に杭を打ちつけ、ぐるぐるとチューブを巻きつけたインスタレーションが
先日みたメタボリズムの空中都市を彷彿とさせる。




ポルトガルの現代建築展
建築家へのインタビュー映像を延々と見る。1時間ほど。
ポルトガルって経済状況厳しいんだ。知らなかった
建築家の、その仕事へのスタンスがとても現実的だったのが印象的。
状況に負けず、きちんと向き合うとかそういう
当たり前に大切な姿勢を学べて、
とてもよいドキュメンタリを見た気分に浸った。作品もよかったから
ポルトガル行きたくなったし。


世界住宅会議「家って何だろう?」
いろいろな国・地域の住宅状況。
風土や気候は勿論、歴史なんかもざっくりと。
都市計画が行われた土地ってきびきびとしていて、
人間臭さがないよね。美しいといえばそうなのかもしれないけど。


デビット・スタンリー・ヒューエット展 -LEGACY-
禅寺でぼーっと佇んでいるような気分になりました。
この方って軍にいたことを悔やんでいるのかな。
何となくそう思った。


TARO LOVE展 岡本太郎と14人の遺伝子
おもしろかったです。とてもすきな作品ばかりだった。
大西康明さんのインスタレーションにはもっていかれた、すごくいい。
ひとめでぐっとこころを奪われ、しばらくうっとりと見入ってしまった。
ほか、山口晃さん好きの友達と彼の作品群をわいわい楽しんだり、
鴻池朋子さんのギラギラとした狼と岡本太郎の河童の対峙も見物だった。
小麦粉ペイントの作品もよかったなあ。
体調がとても悪く、インタビューを途中までしか見れなかったのが残念・・
時間できたら再訪予定。催事場以外にも至る所に作品はあり
買い物ついでに楽しめる。









映画

モテキ
すごくおもしろかったし、たのしかった。
ハイフィデリティみたいな、アーそこ、それ、イイ、という
感情がわくコネタいっぱいで、ぐっとくるし、
しゃれていてテンポよくてほんとうおもしろかったです。


ひきこもり

告白
映画館でみたので2回目。松たか子がファミレスから歩いてる
ときのシーンがすごくよくて、ぐっと唇噛みしめて見入ってしまう。
悪いのはだれ。あのこ。だから。これは。いいの。けれど。ウゲェーッ(嗚咽)
てもうあのどろどろ流れる感情が。ばかじゃないの(だっけ)て言って
つかつかあるきはじめるのもリアリティがあってこわい。続くのだ。

木村佳乃が紅茶をどぽどぽとそそいで、
あっそうだ・・と日記をかいてナイフをとりだすあの、
ありふれたことのような、なめらかな動きもよいですね。吐きそう。


あとはよく長編漫画を読んだ。
ベルセルクにハガレン。すごいおもしろかった。
あたらしめのものだとテルマエ・ロマエと進撃の巨人を読んだ。
テルマエ・ロマエはおもしろかった。



ひとり充実月間ぽい。
日仏会館と庭園美術館は行けませんでした、残念。

0 件のコメント:

コメントを投稿